複数のポリシーで使用できるように、ファイルパスのリストを作成します。異なるポリシーごとに作成された複数の同一リストを管理するよりも、単一のリストを管理する方が簡単です。これらのリストの最も一般的な使用例は、不正プログラム対策スキャンの対象ファイルの指定または除外です。詳細については、スキャンするファイルの指定を参照してください。
既存のリストに類似するファイルリストを作成するには、既存のリストを複製して編集します。
次の表は、ファイルリスト項目を定義するための構文を示しています。スラッシュとバックスラッシュの使用は、WindowsとLinuxの両方の規則でサポートされています。
対象
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形式
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説明
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例
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ファイル
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FILE
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場所やディレクトリに関係なく、指定したファイル名を持つすべてのファイルを含めます。
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abc.doc
すべてのディレクトリ内のabc.docという名前のすべてのファイルを含みます。abc.exeは含まれません。
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ファイルパス
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FILEPATH
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ファイルパスで指定した特定のファイルを含めます。
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C:\Documents\abc.doc
Documentsディレクトリ内のabc.docという名前のファイルのみを含みます。
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ワイルドカード (*) を使用したファイル
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FILE*
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パターンに一致するファイル名を持つすべてのファイルを含めます。
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abc*.exe
abcというプレフィックスを持ち、拡張子が.exeのファイルを含みます
*.db
一致:
123.db
abc.db
一致しない:
123db
123.abd
cbc.dba
*db
一致:
123.db
123db
ac.db
acdb db
一致しない:
db123
wxy*.db
一致:
wxy.db
wxy123.db
一致しない:
wxydb
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ワイルドカード (*) を使用したファイル
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FILE.EXT*
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パターンに一致するファイルの拡張子を持つすべてのファイルを含めます。
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abc.v*
ファイル名がabcで拡張子が.vで始まるファイルを含みます
abc.*pp
一致:
abc.pp
abc.app
一致しない:
wxy.app
abc.a*p
一致:
abc.ap
abc.a123p
一致しない:
abc.pp
abc.*
一致:
abc.123
abc.xyz
一致しない:
wxy.123
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ワイルドカード (*) を使用したファイル
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FILE*.EXT*
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パターンに一致するファイル名と拡張子を持つすべてのファイルを含めます。
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a*c.a*p
一致:
ac.ap
a123c.ap
ac.a456p
a123c.a456p
一致しない:
ad.aa
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環境変数
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${ENV VAR}
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${ENV VAR}形式の環境変数で指定されたファイルを含みます。
windir 、programfiles などのWindowsの一般的な環境変数がサポートされています。Linuxの場合、環境変数の値ペアはポリシーまたはコンピュータエディタ > 設定 > 一般 > オーバーライドで定義する必要があります。
macOSではサポートされていません。
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${myDBFile}
ファイルmyDBFileを含めます。
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コメント
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FILEPATH #コメント
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対象の定義にコメントを追加できます。
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C:\Documents\abc.doc #This a comment
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をクリックします。
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をクリックします。
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名前を入力し、必要に応じて説明を入力します。
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[File(s)]リストにファイルパスを1行ごとに追加してください。
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[OK] をクリックします。
ファイルリストをインポート/エクスポートする
次のように、1つ以上のファイルリストをXMLファイルまたはCSVファイルにエクスポートしたり、XMLファイルからリストをインポートしたりできます。
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をクリックします。
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1つ以上のリストをエクスポートするには、それらを選択し、または をクリックします。
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すべてのリストをエクスポートするには、または をクリックします。
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リストをインポートするには、をクリックし、ウィザードの指示に従ってください。
ファイルリストを使用するポリシーを表示する
ファイルリストを使用するポリシーを確認すると、変更によって影響を受けるポリシーを把握できるので便利です。たとえば、削除する前にファイルリストを使用しているポリシーがないことを確認できます。
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をクリックします。
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ファイルリストを選択し、[プロパティ]をクリックします。
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[割り当て対象]タブをクリックします。