Notifierアプリケーションは、WindowsとmacOSの両方で使用でき、Windowsの通知領域またはmacOS通知センターを使用して、エージェントとRelayの状態をクライアントコンピュータに通知します。エージェントが検索を開始したり、不正プログラムや不正なWebページへのアクセスをブロックしたりすると、通知機能によってポップアップのユーザ通知が表示されます。
通知ツールはクライアントマシン上でリソースを消費します (またはフットプリントがあります)。Windowsでは1MB未満のディスクスペースと1MBのメモリ、macOSでは10MB未満のディスクスペースと50MBのメモリを必要とします。通知ツールが実行されていると、Windows画面の右下のタスクバーに通知ツールのアイコン
が表示され、macOS画面の上部メニューバーに
が表示されます。通知ツールはデフォルトでWindowsおよびmacOSコンピュータ用のエージェントと共に自動的にインストールされます。最新バージョンをインポートして配布およびアップグレードするには、 ページを使用してください。


Relay有効化済みエージェント (Windowsでサポート) を実行しているコンピュータでは、ローカルコンピュータで有効なコンポーネントではなく、AgentまたはApplianceに配信されているコンポーネントが通知に表示されます。
通知機能について
不正プログラムが検出されるか、不正なサイトがブロックされると、 エージェントからNotifierにメッセージが送信され、通知領域または通知センターにポップアップメッセージが表示されます。
不正プログラムが検出されると、次のようなポップアップメッセージが表示されます。


不正なWebページがブロックされると、次のようなポップアップメッセージが通知機能に表示されます。


Notifierには、パターンファイルのバージョンなど、現在の保護ステータスとコンポーネント情報(Windowsのみ)を表示するためのコンソールユーティリティも用意されています。コンソールユーティリティを使用すると、ポップアップ通知のオン/オフを切り替えたり、詳細なイベント情報にアクセスしたりできます。
WindowsのNotifierコンソール:

macOSのNotifierコンソール:

特定のコンピュータや特定のポリシーが割り当てられたコンピュータに対してポップアップ通知をオフにするには、Workload Security
に移動し、設定[Suppress all pop-up notifications on host]を[はい]にします。メッセージはWorkload Securityコンソールのアラートやイベントとして表示されます。NotifierがRelayをサポートするコンピュータでサポートされている場合、Notifierの画面には、コンピュータで有効なコンポーネントではなく、Relayによって配信されるコンポーネントが表示されます。

Scanner 機能が有効になっているコンピュータでNotifierが実行されている場合、Scanner が実行中であることが表示されます。Scanner を実行しているコンピュータをRelayにすることはできません。
手動検索を実行する
エージェントが通知アプリケーションで手動検索をトリガーするように有効化されている場合、通知コンソールには検索というタイトルのパネルが含まれます。通知は、[コンピュータ]エディターまたは[ポリシー]エディターから割り当てられた検索設定を使用し、エディターの[不正プログラム検索]タブ、[一般]水平タブ、[手動検索]セクションにあります。詳細については、不正プログラム検索設定の作成または編集を参照してください。
検索を開始できません:
- エージェントのアップグレード時。
- 実行中のサーバ側検索がすでに実行されている場合。
- 検索設定が空の場合。
20.0.0-173+
通知コンソールから[検索]メニュー項目を選択し、サブメニューから次のいずれかを実行します。
- [Full Scan]をクリックして、すべてのファイルを検索します。
- [Custom Scan]をクリックして検索するファイルまたはフォルダーを選択し、検索を開始します。

手動検索をキャンセルするには、
を選択します。実行中の手動検索をキャンセルすることもできます。
Notifierコンソールから実行中の検索がトリガされた場合:
- ユーザがログアウトしている場合、検索は続行されます。
- コンピュータを再起動すると、検索は終了します。
検索が完了すると、通知コンソールの[検索]パネルに検出された不正プログラムの数が表示されます。各不正プログラムの詳細を表示するには、[イベント]メニュー項目を選択します。この詳細情報は、コンピュータエディタまたはポリシーエディタの[不正プログラム検索]タブ、[不正プログラム対策イベント]水平タブからも利用できます。

Windows
- エージェントによる手動検索を開始するには、[検索]パネルで[検索]をクリックします。
- 検索するフォルダーを選択し、[検索]をクリックしてください。
- フル検索を行うには、[This PC]を選択してすべてのファイルの検索を開始します。
- カスタム検索の場合は、1つ以上のファイルまたはフォルダを選択して検索を開始します。
検索が完了すると、検索結果に検出された不正プログラムの項目数が表示されます。これらの項目の詳細を表示するには、通知の[詳細]パネルで[View Events]をクリックしてください。
使用できないコンピュータで実行中の検索が開始された場合、実行中の検索は中止されます。たとえば、検索の開始後にユーザがコンピュータからログアウトした場合などです。