目次

Application Security をさまざまなリージョンで利用する

Application Security は複数の地域で利用可能で、データ主権の要件に準拠しながら Application Security サービスを配信できます。

特定のリージョンでアカウントが作成されると、そのアカウントに関連付けられたすべてのデータ(保護グループやセキュリティポリシーなど)が、特定のリージョンにのみ保持されます。同様に、エージェントの資格情報は、保護グループが作成された特定のリージョンにのみ関連付けられます。そのため、 Application Security エージェントは、接続とサービスが正常に機能するために、正しいリージョンのサービスに接続する必要があります。

Application Security が使用されるリージョンを考慮する必要のあるURLのセットが2つあります。

  • Application Security サービスAPI

  • Agentの接続

Application Securityでサポートされるリージョン

次の表に、 Application Securityで現在サポートされているリージョンを示します。

リージョン リージョンコード
米国 us-1
インド in-1
英国 gb-1
オーストラリア au-1
日本 jp-1
ドイツ de-1
カナダ ca-1
シンガポール sg-1

Application SecurityサービスAPIとリージョン

サービスAPIと統合する場合は、Application Securityを使用するリージョンをベースURLで考慮する必要があります。 特定のリージョンでApplication Security APIに接続して使用するためのベースURLは次のとおりです。

https://application.<region-code>.cloudone.trendmicro.com

たとえば、米国のリージョンに接続するためのベースURLは次のようになります。 https://application.us-1.cloudone.trendmicro.com

エンドポイントの呼び出しはすべて、このベースURLを使用して実行されます。 リージョンコードのリストについては、Application Securityでサポートされるリージョンを参照してください。

リージョンのエージェント接続の設定

Application Securityエージェントは、 Application Securityサービスに接続して、セキュリティイベントなどをレポートします。そのため、正しいリージョンに接続するようにエージェントを設定することが重要です。最新バージョンのエージェントには、接続先の適切なリージョンを特定する機能が組み込まれています。マルチリージョン機能を備えていない古いバージョンのエージェントでは、適切なリージョンを指すURLをエージェント設定で明示的に設定する必要があります。

マルチリージョン対応エージェントの接続

最近のバージョンのエージェントにはマルチリージョン対応の接続機能があり、エージェントはどのリージョンに接続するかを自動的に判断できます。これらのエージェントの場合は、エージェントに設定を追加する必要はありません。つまり、hello_url設定パラメータをエージェント設定に追加する必要はありません。エージェントのマルチリージョン対応接続モジュールを使用すると、最も近いリージョンが正しくない場合に、エージェント接続を正しいリージョンにリダイレクトできます。

次の表は、さまざまなプラットフォームでマルチリージョン対応機能に必要なエージェントの最小バージョンを示しています。

言語 マルチリージョン機能に必要な最小バージョン
Pythonエージェント 4.6.2以降
Javaエージェント 4.4.5以降
NodeJSエージェント まだ使用できません
PHPエージェント まだ使用できません
.NETエージェント まだ使用できません

マルチリージョン対応機能を持たないエージェントの接続を設定する

マルチリージョン対応エージェントの接続性セクションには、マルチリージョンリダイレクトをサポートするエージェントのバージョンが記載されています。

エージェントが古いバージョンである場合や、必要なプログラミング言語に対応するマルチリージョン対応エージェントのバージョンがまだない場合は、適切なリージョンに接続するようにエージェントを設定できます。設定は、エージェント設定ファイルに追加するか、エージェント環境変数を設定して追加できます。

適切なリージョン情報を設定する必要がある設定パラメータはhello_urlですが、環境変数TREND_AP_HELLO_URLとして設定することもできます。エージェントに設定する一般的なURL構造は次のとおりです。

https://agents.<region code>.application.cloudone.trendmicro.com

次の表は、対応するリージョンのURLのリストを示しています。

リージョン Agent URL
us-1 https://agents.us-1.application.cloudone.trendmicro.com/
in-1 https://agents.in-1.application.cloudone.trendmicro.com/
gb-1 https://agents.gb-1.application.cloudone.trendmicro.com/
au-1 https://agents.au-1.application.cloudone.trendmicro.com/
jp-1 https://agents.jp-1.application.cloudone.trendmicro.com/
de-1 https://agents.de-1.application.cloudone.trendmicro.com/
ca-1 https://agents.ca-1.application.cloudone.trendmicro.com/
sg-1 https://agents.sg-1.application.cloudone.trendmicro.com/

たとえば、表のバージョンより前のバージョンのエージェントに対して、リージョン「in-1」のアカウントで作成された保護グループには、次の設定が必要です。

hello_url = https://agents.in-1.application.cloudone.trendmicro.com/
or environment variable
TREND_AP_HELLO_URL = https://agents.in-1.application.cloudone.trendmicro.com/
Application Securityでサポートされているリージョンのリージョンコードのリストについては、Application Securityでサポートされているリージョンを参照してください。