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不正なファイルのアップロード

アプリケーションでファイルのアップロードが許可されている場合、攻撃者がシステムを危険にさらす不正なファイルをアップロードする可能性があります。Application Security は、Trend Micro スマートスキャン および高度な脅威検索エンジン(ATSE)を利用して、アップロードされたファイルで不正プログラムを検索し、アップロードされるファイルのサイズを制限することで、不正なファイルのアップロードからアプリケーションを保護します。

Malicious File UploadでFQDN「https://dsap1.icrc.trendmicro.com/」が使用されています。

Malicious File Uploadポリシーを設定する

  1. グループを選択します。
  2. 左側のペインで、グループポリシーアイコンをクリックします。
  3. Malicious Upload が有効になっていることを確認します。
  4. 状態を Reportに設定します。これにより、要求をブロックせずにイベントがトリガされます。これにより、アプリケーションを実行し、Malicious File Uploadイベントをトリガする予期される動作を確認できます。
  5. ページの右側にある ポリシーの設定アイコンをクリックします。
  6. 不正なファイルアップロード攻撃から保護するには、次の設定を行います。

    • Antivirus Scanning:アップロードされた不正プログラムを検索します
      • Max Buffer (MB):バッファリングに割り当てるメモリの最大容量。
      • Archive compression level limit: Scanner がアーカイブで確認する最大圧縮レベル。
      • Archive file count limit: Scanner がアーカイブで検索するファイルの最大数です。
      • Archive file size limit: Scanner が検索するアーカイブの最大サイズ。値を0にすると、アーカイブの不正プログラム検索が無効になります。
      • ATSE Scan Aggressiveness Level:高度な脅威検索エンジン(ATSE)エンジンがヒューリスティックでファイルを検索するときの重要度。初期設定値は[中]で、可能な値は[低]、[中]、[高]、および[非常に高]です。非常に高いと誤検出の可能性があります。この機能のエージェントのバージョンの互換性については、 この表 を参照してください。
    • File Size Check:アップロードするファイルのサイズを制限します。
      • Max Filesize (MB):許可されるファイルアップロードの最大サイズ。値を0にするとファイルのアップロードが無効になります。 スクリーンショット
  7. [ Save Changes ]を選択してウィンドウを閉じます。

  8. アプリケーションに移動し、一般的なファイルをアップロードします。処理するように設計されたさまざまなシナリオでアプリケーションを使用します。
  9. ダッシュボードで、 イベント画面 で Malicious File Upload イベントを確認します(詳細については、「 イベントの管理 」を参照してください)。トリガされた場合は、「 Malicious File Uploadイベントの管理 」の手順に従います。
  10. ポリシーの設定に問題がなく、予期した動作によってイベントがトリガされなくなった場合は、 Your Group > Policies > Malicious File Uploadに移動します。
  11. [ Malicious File Upload]の右側で、状態を[ Mitigate]に設定します。ルールが実行されると、試行がブロックされ、 Malicious File Upload イベントがダッシュボードに表示されます。

AgentのバージョンとATSEのアグレッシブ機能の設定との互換性

Agent 互換性のあるバージョン
エージェントnodejs 4.3.1以降
エージェントPython 4.5.3以降
エージェントJava 4.4.5以降

他のすべてのエージェントまたはエージェントのバージョンでは、ATSEのアグレッシブ設定は無効になり、これらのエージェントでは初期設定の「非常に高い」が使用されます。

Malicious File Uploadイベント

Malicious File Uploadイベントは、 Events のダッシュボードまたは各グループのダッシュボードに表示されます。

すべてのイベントには、そのイベントに関する一般的な情報を示す Request Details パネルがあります。詳細については、「 イベントの管理」を参照してください。

[ Antivirus Scanning ]に、イベントをトリガした原因に応じて、Malicious File Uploadポリシーに固有の次の情報が表示されます。

トリガ: Antivirus Scanning

トリガ: Size Check

  • エンティティサイズ

    スクリーンショット

Malicious File Uploadイベントの管理

Application Security がMalicious File Uploadイベントをレポートしている場合:

[ Click to Manage Policy]を選択します。[ Alert ]セクションで、どのポリシールールがトリガされたかを確認できます。アプリケーションでこの動作を許可する場合は、必要なパラメータに基づいてルールを再設定します。

たとえば、ファイルが最大ファイルサイズよりも5MB大きいためにMalicious File Uploadイベントがトリガされた場合、これらのファイルを将来アップロードできるように、最大ファイルサイズを5増やします。

スクリーンショット